• 電話0595-83-0077
  • 住所〒519-0111 亀山市栄町字萩野1488-215
亀山市にて泌尿器科・腎臓内科を診療する「亀山 腎・泌尿器科クリニック」についてご案内します。鈴鹿市からもアクセス良好です。

院長雑感 2016年

ボランティア 2016-12-22

名古屋で約束があり、待ち時間があったので、献血をしてきました。名古屋駅直結のJRセントラルタワーズの20階に日本赤十字社の献血ルームがあります。見晴らしがよく、駅に発着する列車を真下に見ることができます。名古屋で時間ができると、時々、この献血ルームに立ち寄ります。

この献血ルームはいつも賑やかです。一見、チンピラ風の男性やキャバ嬢っぽい女性も、また「若い人の献血が減っている」と言われるなか、学生っぽい方も多くいて、皆、自分の血液を提供するために腕まくりをしています。ここに来ると、「こんなに自分の血液を提供しようとするボランティアがいる。世の中まだまだ捨てたものではない」と感じることができます。

献血をする理由は人それぞれだと思います。日本では1980年代に薬害エイズ事件が起きました。原因は、外国の供血者からのHIVに汚染された血液を原料に製造された血液製剤を使用したことです。当時は、世界の血漿総量の1/3を日本一国で消費しており、まさに「金に任せて世界から血を買っていた」と言える状況だった様です。

「もし、日本人が同胞に輸血される血液を、自分たちで提供できていたら、薬害エイズ事件は起きなかったかもしれない」と思うのは私だけでしょうか?この事件では、厚生省や製薬会社が刑事訴追されましたが、事件の本質はまた、別のところにあるような気がしてなりません。

今回は人生で47回目の献血でした。50歳までに50回の献血が目標なので、目標達成は可能であるように思われます。薬を飲んでいると献血できないことがあります。献血ができる肉体であることを感謝しつつ、もうしばらく、このボランティアには参加し続けたいと思います。

弱点 2016-11-17

今週はじめから風邪を引いてしまいました。どうやら娘が持ち帰ったものを拾ってしまった様です。

ベンザのCM風に言うと、私は「のどの人」です。勤務医であったときは、週2回程度だった外来業務ですが、開業すると当然、毎日が外来業務です。しかも代打がいないので、極限まで状態を悪くして診療ができなくなることは、絶対に避けねばなりません。のどが弱点の私は、冬場は部屋を加湿し、空間清浄剤(クレベリン)を使い、家族が風邪をひくと(冷たいようですが)クリニックに寝泊まりして、細心の注意をはらっていたのですが

今回の風邪は「掛かった!」という瞬間が判ったので、なるべく早く治すべく行動を開始しました。一般に風邪薬は、症状を緩和するためのもので、風邪自体を治すわけではありません。ですから、風邪を引いたときは、薬に頼るのではなく、自分の回復力(免疫力)を高めることに専念しなければなりません。ケチらずにいつもより高い栄養ドリンクを飲み、しっかり食事を摂り、鼻とのどの症状は薬で緩和して、加湿した部屋でいつもより多めに眠る。語りつくされたことですが、現代でもこれに勝る風邪への対処法はありません。

世の中、自分の代打(仕事を任せられる人)がいない方が大半だと思います。でも、忙しさにかまけて、「だましだましの応急対応」では、きっと風邪は長引いてしまいます。そしてその間、接する多くの人に風邪ウイルスを撒き散らしてしまうでしょう。後回しにできる仕事は、なるべく後回しにして、しっかり休むこと。そういうことが許容される職場環境や雰囲気を整えることに留意しなければ風邪を引いた経営者はそんな風に思いました。

2045年問題 2016-10-11

「2025年問題」と言う言葉があります。団塊の世代が全て後期高齢者(75歳以上)となる2025年を指して、医療費の増大、医療資源の不足を危惧する言葉です。2025年に私は51歳、父は81歳、母は79歳です。両親が存命でも、何らかの介護サービスを受けている可能性が高く、医師としても、子としても他人事ではありません。

最近、「2045年問題」というものもあることを知りました。人工知能AIの発達で、コンピューターの能力が、人間の知性を超えるタイミングだそうです。人間以外が自我や感情を持つ可能性が、現実味を帯びてきたというのが現在の状況なのでしょう。

この話を知って、昔、見た「ウォー・ゲーム」という映画(1983年・米国)を思い出しました。現在のインターネットの原型の軍事コンピューターネットワークが自ら考える力を持ち、米ソが全面核戦争の危機に直面する、というストーリーです。状況を理解できない軍の高官が「電源を切ってしまえ!」と言い放つシーンを覚えています。アーノルド・シュワルツェネッガー主演の「ターミネーター」も人工知能が核戦争を引き起こした後の世界の話でした。

「問題」というと、「厄介なことが存在する」というニュアンスになりますが、仮に2045年にAIの考える概念を人類が理解できないものになったとしても、果たして「コンピューターと人類の対決」といった様相になるのでしょうか?2045年に私は71歳。その時に、「差別や貧困や犯罪や紛争を無くす方策を、人知を超える方法でAIが提供してくれていたらいいのに」と考えるのは、楽観的過ぎるでしょうか?

そういえば、リニア新幹線の東京-大阪開業も2045年の予定です。亀山にリニア新駅が出来る可能性もあるそうで、このときまでは生きていたいです。自分が高齢者世代になっても、「テクノロジーは希望を与えるもの」、そして「未来は希望あるもの」としてみていたいものです。

毅然とした対応 2016-09-11

8/5〜8/21にリオ五輪が開催されました。3日頂いたお盆休みの間は、男子100m、卓球、テニス、バドミントンなど、夜遅くまでテレビで選手の活躍を見ていました。日本人は、世界各国の選手と比べると小柄です。特に女性選手などは、小さい体のどこにそんなパワーが秘められているのかと思い、心から応援したくなります。

開催前、ロシアが国家ぐるみで選手のドーピングに関与していたことが発覚して、世界アンチ・ドーピング機関 WADAがロシア選手のエントリー禁止を勧告するという問題が起きました。しかし、国際オリンピック委員会 IOCが、選手の出場の可否を各競技団体に丸投げしたことで、結局、7割の選手がオリンピックに参加しています。

一方で、国際パラリンピック委員会 IPCは、リオパラリンピックへのロシア選手の参加を認めず、IPCの会長は、ドーピング行為を強い口調で非難しています。この対応の違いは鮮明です。

リオ五輪には1万人以上の選手が参加しました。金メダルの数は300程度で、負けずに終われるのは金メダリストだけなので、ほとんどの選手が「負ける」世界です。にもかかわらず、アスリートはこの4年に1度のこの大会の為に、日々、体力、精神力、競技技能の向上に自らの時間を費やすのです。ドーピング行為に毅然と対処しないことは、アスリートへの敬意を失した行動です。

シェイクスピアは作品中で、「人殺しを許す慈悲は、人殺しを育てるに等しい」という言葉を残しています。ドーピング問題に置き換えると、『ドーピングを許す慈悲は、ドーピングを育てるに等しい』と言えます。IOCが、「ドーピングはルール違反」というコンセンサスを重要視していないと思われかねない態度をとったことで、オリンピックは、ドーピング撲滅のための貴重な機会を失ったのではないでしょうか。

診察室と言う空間 2016-08-11

診察室と言うのは、特別な空間です。自分の体の秘密を医者に話す場所泌尿器科では排尿や性器の問題を話すのですから、特にその傾向が強いでしょう。

性感染症で診察に訪れた男性が言います。「妻にはばれませんよね?」。気持ちは判ります。大丈夫です。たとえ電話で奥様から聞かれても、診療内容は答えません(診察へ同席して頂いて、一緒に話を聞いてもらうのが原則です)。診察室での話は外には漏れません。医師には守秘義務があるからです。もちろん看護師やクラーク(事務員)も同様です。

介護している夫や義母へのグチ、孫疲れ、他院で言われた不本意な言葉、怪しげな隣人のこと、ご自身の体の問題ではないことも含めて「本心」や「不安感」や「文句」は、関係が近かったり、利害関係があったりする人には、言いにくいものです。人の悪口を言わないことは、美徳として捉えられていますが、言っていい悪口というか、悪口の対象に知られないという配慮のあるグチや悪口、そして、それに共感することが許容されないと人はきっと生きてゆけません。

先日、ご主人の介護をされている80代の女性がお一人で来院されました。普段はご主人の車椅子を押しながらも、明るく、良く喋られる方です。いつもニコニコされていますが、本当は昼夜逆転のご主人の介護でヘトヘトです。そのことを、ひととおり話して帰られました。

介護の担い手は圧倒的に女性が多いです。そして女性は、喋ってストレスを発散することが上手だと思います。診察室でのグチ、悪口は絶対に外には漏れないので、沢山、言ってもらっていいのですよ。

イチロー選手 2016-07-11

6/16にマイアミ・マーリンズのイチロー選手が日米通算4,257安打を記録しました。メジャーリーグでの3,000本安打の達成までも、あと僅かです。

イチロー選手は昭和48年10月生まれ。今年43歳でメジャーリーガー最年長です。40という年齢は、普通の生活をしていても、ちょっとした体の衰えを自覚し始める年齢です。メジャーリーガーの平均年齢は28歳。自分より一回りも若い選手たち以上に活躍し、「50歳までの現役が目標」と言う。そんなイチロー選手の姿に、曲がり角にさしかかった40代の男性は、(私も含め)皆励まされていると思います。

2012年のシーズン途中でシアトル・マリナーズからニューヨーク・ヤンキースへ移籍したとき、イチロー選手は成績不振でした。「新しい環境は怖いし、不安だ」と語るイチロー選手をテレビで見たとき、「きっと彼の感覚は、我々のものとそうは違わない」と思ったことを覚えています。イチロー選手が我々と違うのは、ビジョンの明確な努力の程度と、それを継続できる超人的な自己管理能力です。

塁に出てヘルメットを脱いだイチロー選手の白髪の多さを見ると、「きっと、いつも苦しいのだろうな」と思います。イチロー選手は、引退を「選手としての死」と言い、「その時が迫っている」と述べています。「苦しさの中に自分の居場所を見つける」「死を意識して、今を生きる(プレーを続ける)」、これが、イチロー選手が「サムライ」と称される理由なのですね。

イチロー選手が残してきたもの、これから目指すものを理解することは、とかく「目標達成が至上命題!」とされがちな現代社会において、示唆に富むものになるのではないでしょうか。イチロー選手が現役でいる間に、一度、アメリカへ試合を見に行きたいです。

ドクターショッピング 2016-06-11

「ドクターショッピング」という言葉があります。医師の診断や提案された治療方針、ときに検査結果に納得がいかず、あちこちの医療機関へ受診を繰り返すことです。例えばがんと診断されて、治療の方向性を考えるために別の専門医から意見を聞く「セカンドオピニオン」とは、似て非なるものです。ドクターショッピングをする患者さんは、「治療方針を決断する」という目的より、「自分が言って欲しい言葉や診断」を求めて受診を繰り返す様です。

様々な理由から、人には、誰しもそのときに言ってもらいたい言葉があるのだと思います。「病です」、「で必ず治ります」「絶対にではありません」「歳まで元気に生きられます」。しかし、医者は必ず病名を確定できる訳でも、また、必ずしも患者さんが言って欲しい言葉を掛けられる訳でもありません。医師と占い師の違いは、「医師からの言葉には、客観性が必要である」という点です。

日進月歩の医療ですが、検査で異常が見つかりにくく、診断が難しい疾患は数多くあります。何人目かの医者が、診断の難しい疾患と診断することもあるでしょう。医師は、①診療技術を研鑚する、②客観的視点を保ちつつ、患者の気持ちを慮る言葉を掛ける。患者は、①医療に過剰な期待を持ちすぎず、きちんと病状を伝える、②「原因の分からない症状もある」ということを頭の片隅に置いて受診する。こうした双方の態度で、余計な時間や医療資源の浪費、そして医療不信が少しは減るのではないかと思います。

場数を踏み、客観性を担保しつつ、自らの主観(勘・直感)も交えて「(診察、検査結果から)と思われます、できっと良くなるので安心して下さい」と判りやすく患者に伝えられる医者が、きっと良い医者なのでしょう。そんな医者になりたいと思っています。先月の院長雑感で、「がんと診断されたときには、広い視点で情報を渉猟する必要がある」と書きましたが、僕が意図したことは「治療方針の決定の為に」ということです。なかには、怪しげな情報も多くある様ですから、十分に御注意下さい。

がんと診断されたときには 2016-05-11

多くの疾患は加齢によってその発症頻度が増します。がん(悪性腫瘍)も例外ではなく、超高齢社会となった日本では年間85万人が新たにがんと診断され、36万人以上ががんで死亡しています(国立がん研究センターHPより)。1980年代から日本人の死因のトップはがんで、「日本人の2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死ぬ」とも言われます。一方で、がんが(特殊な薬剤などではなく、標準治療で)完治した人のエピソードや、その数が話題になることは少ない気がします。

私が医者になってからの僅か17年だけを見ても、がんの診断・治療技術には大きな進歩があり、また、がん治療に関連して起きる苦痛を減らすための「支持療法」も確実に進化しています。そして、これまでの「がんを徹底的に切り取る!」から「がんと上手く共存する手立てを考える」という様な医療者の意識の変化も見られます。これは超高齢社会にマッチした、節度ある態度だと思います。

一方で、「がんは治療するな!」「医療を信頼するな!」と断定して言う人もいます。それを支持する人もいて、医師が書く医療を否定する本が売れているということも耳にします(読んだことはありませんが)。今では、個人がインターネットで様々な情報にアクセスすることが可能になり、インフォームドコンセントも普及して、昔のように「確かにお腹を切られたが、何の手術をされたか判らない」という冗談の様なことも無くなりました。万一、自分やご家族ががんと診断されたときには、感化されたたった1冊の本だけでなく、広い視野で情報を渉猟する必要があります。

現代医学は、これまでの人類の医学的知見が集約、共有され、厳密な統計学による検証を経て、存立するものです。辛い治療や治らない疾患が無くなった訳ではありませんが、医療技術そのものも、医療に対する考え方も、時代とともに変化しているのですから、思い込みは厳禁です。自分の病気と向き合うときに、最も怖いのは「極端な思い込みによって思考停止してしまい、それについて考えられなくなること(考えるのを放棄してしまうこと)」なのだと思います。

開院後300日が過ぎて 2016-04-11

4/8は、昨年1/19の開院から300日目の診療日でした。これまでに、のべ6,000人以上の患者さんに当院を受診して頂き、先月には「亀山学校」で講演する機会も頂きました。多くの方に聴講して頂き感謝しています。1年が過ぎると年間行事をひととおり経験できるので、これからはクリニックの運営をもう少し合理的、効率的にこなせるのではないか、と(勝手に)思っています。

スタッフの配置や薬剤の購入、はたまた、医師会の先生方とのお付き合いや、運転資金の金策も、全てが初めての経験でしたが、なんとか無事に過ぎた300日を振り返ると、スタッフを含め多くの方に助けて頂いたことへの感謝を思わずにはいられません。特に妻には多くのわがままを言い、心配を掛けてきたので、お礼(お詫び?)を言いたいです。

当院は、いわゆる「パラシュート開院(地縁も血縁も無い地での開業)」でしたので、当院が地域の皆様に受け入れて貰えているのか?と気にしています。たった1年で大きな信頼を寄せて頂けるとは思いませんが、患者さんが少しずつ増え、診察中に泌尿器科以外の症状の相談を受ける機会と、通院中の患者さんのご家族に受診して頂けることが最近増えてきた、と感じています。

先日は、85歳の妹さんの初診に、通院中の89歳のお姉様が付き添って来院されたのですが、お姉様が受診を勧められたとのこと。親子(母娘)や御兄弟で同じ日に受診される方もいらっしゃいます。
また、泌尿器科疾患以外でもお困りの症状があれば、診察の際に相談して頂くのも、一つの手立てかと思います。当院では専門医への紹介(病診連携・診診連携)を積極的に行っています。

決して順風満帆な300日ではありませんでしたが、皆様(患者さん、スタッフ、医師会や近隣の先生方、関連する企業の皆様)のお助けがあっての現在と感謝しています。4月からは新たに1名スタッフを迎えました。今後もこの地に根付き、皆様のお役に立てるよう、研鑚し、努力してゆきたいと思っています。

朝一番の院長の仕事とは 2016-03-11

3/1に大学生の就職活動が始まったというニュースを見ました。私が大学を卒業した頃は、現在の様な研修医制度は無く、自ら研修病院を探すということもありませんでした。三重県で仕事をするつもりだったので、「入局します」と大学の泌尿器科の医局長に申し出ると、もう、これで就職決定です。そう、現在、第一線で働く医者の大半は、就職活動の大変さを知りません。

今年も昨年に引き続いて「売り手市場」だそうです。そういえば、最近、「春先に開業予定の幾つかのクリニックで、スタッフが集まらない」という話を聞きました。多くのクリニックでは、診察終了が18時とか、18時半です。そうなると帰宅が19時を過ぎてしまうので、特に景気が良いときは、17時過ぎに終業になる一般企業へ人材が流れるのだそうです。

クリニックではスタッフのほとんどが女性です。開業するとき、私がお手本にしたいと思ったのは、なでしこジャパンの佐々木監督でした。選手(スタッフ)の意欲を高め、その能力を最大限に発揮して貰うために、選手らをまとめ上げて世界一に導いた男はどの様に考え、選手に接するのか、とても興味がありました。

佐々木監督の言葉や監督への評価を聞いて考えると、院長として「男(自分)の価値観を女性に押し付けず、(妻であり、母親であり、女性である)その人の立場になって考えるマネージメント」が大切なのだと思い至りました。当然と言えば当然ですが、「想像力の欠如」は、社会人として、特にトップには致命的です。

何か事業を興すとき、起業家は高い理想を持って起業します。開業医も例外ではありません。しかし、自分の理想と現状のギャップに開業医の多くが「スタッフのことでは苦労する(思い通りにならない)」と言うのです。自らの理想、価値観を「理解してもらう努力」をしつつ、気持ちよく働いて貰う。朝、院長が出勤して、まずやることは、スタッフルームのカーテンと窓を開け、空気を入れ替え、そしてエアコン(暖房)のスイッチを入れることなのですよ(笑)。

3/5の時点で、なでしこのリオ五輪出場はかなり厳しい状況です。監督の責任論が声高になるなか、逆境に直面した時の佐々木監督の態度や言葉からも(院長として)学ぶべきことは、きっと多いだろう、と思っています。

娘から教わること 2016-02-11

普段、あまり人のブログを読んだりすることはないのですが、当院と法律顧問契約を結んでいる弁護士の先生のブログを時々拝見しています。その先生は弁護士のほか、中小企業診断士などの資格もお持ちで、月に2~3度、斬新で読み応えのあるブログ更新をされています。

そのブログに、診断士の実習担当者に、「税理士×診断士×占星術師」の先生がいたこと、そして、この「資格の掛け算」がその人の希少価値となり、マーケティングで成功する糸口になる、ということが書かれていました。しかし、高度な資格を複数取得して、仕事上で有機的に利用するのは、きっとかなり難しいことなのだと思います。

そういえば、医師の肩書をもちながら、活動範囲が医療に限らない方も多くいらっしゃる。海堂尊さん、渡辺淳一さん、横溝正史さんなどは「医者×作家」、和田秀樹さん、吉田たかよしさんは「医者×コメンテーター」、手塚治虫さんは「医者×漫画家」、向井千秋さんは「医者×宇宙飛行士」、チェ・ゲバラは「医者×革命家」です。むしろ、みなさん、医者ではない職で名を上げられています。

先日、小学生の娘に「そろばんを習いたい」と言われました。彼女は既に、ピアノ、英語、作文と3 つの習い事を掛け持ちしています。「興味を持った新しいことにチャレンジしたい」という娘の気持ちは大切にしてやりたいものの、時間も金銭も有限です。結局、彼女の選択は、「ピアノ×英語×そろばん」になりました。

人生と言う「有限の時間」の中で、仕事に関する資格も含めて、色んなことに挑戦したいという欲求は、楽しく生きるための根源的なパワーのような気がします。だから、いま「ユーキャン」などが人気なのですよね。私は子供のころ、「習い事など一つもしたくない」くらいに思っていたナマケモノでしたから、どれも一生懸命にやっている娘を見習わねばなりません。

蕁麻疹とストレス 2016-01-11

年初めからひどい蕁麻疹になりました。両肩から始まって、首、背中、お尻へとどんどん広がってゆきます。元日に食べたカニか?エビ(フライ)か?するめいか(珍味)か?はたまたプールでの初泳ぎが悪い刺激になったのか?と色々思いを巡らせていました。

始まりから4日目、顔や頭にまで蕁麻疹が広がってきたので、近くの皮膚科クリニック(良く知った先生)へ受診しました。すると開口一番、「ストレスじゃないの?」と意外な一言。薬局に薬を貰いに行くと、そこでも「ストレスですか?」と薬剤師さんが同じように言います。そりゃあ、ストレスが全くないということはないですが、特に思い当たること(不眠や過労)は無く、食餌アレルギーや寒冷刺激が原因とばかり思い込んでいたので驚きでした。

「ストレスがあるんじゃない?」と医者に(真剣に)言われて、ちょっと嬉しい気持ちになるのは不思議です。「頑張ってるね、そのせいだよ」と言われている様に錯覚するからでしょうか。マッサージに行って肩を揉まれ、「あ~すごく凝ってますね~」と言われてなんとなく嬉しいのと、同じ感覚です。大人になると褒めてもらえる機会が少なくなるので、優しい言葉?には皆、敏感です。

ストレスマネージメントを含む体調の自己管理は、質の高い仕事の為に不可欠です。仮に今回の蕁麻疹の原因が無自覚のストレスであったのなら、きちんと自己管理出来ていない証左なので医師としては、反省しなければならない、というのが皮膚科医の言葉の本質なのですが

幸い、出して頂いた薬のおかげでかゆみや皮疹は落ち着きつつあります。

1/19で開院して丸1年を迎えます。地域の皆様に支えられての最初の1年間は、あっという間でした。本年もどうかよろしくお願い致します。

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